生きづらいと思うとき
今の世の中、生きづらさを感じている人が多いと思っています。
日本の幸福度は、主要先進国の中では断トツ下の56位だそうです。
世界幸福度ランキングで日本は56位。日本人が不幸を感じやすい理由(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース
かくいう私も、少し前までものすごーーく生きづらさを感じて生きてました。
この年で非正規雇用、独身、彼氏なし、実家住み。周りの友達は結婚して子供もいて、自分だけが何も変わらず、自立もできず、そんな自分が嫌で嫌で仕方なかったです。
パニック障害になってからは、帰りの満員電車が苦痛で苦痛で、1駅ごとに駅を降りたりして、帰るのに3時間くらいかかったこともあったり、ある日は降りた駅で号泣していたこともありました。
極めつけは、乳がん。抗がん剤をするか、しないかで悩んで、もし抗がん剤をしたら子供が持てないかもしれないと言われたときに、今まで未来に期待して思い描いてた「幸せ」が持てないと思ったとき、心が壊れてしまいました。みんなと「同じ」ように「普通」に生きられない自分が、ものすごく惨めで、苦しかったです。
でも、私は、あまりにも周りの目を気にしすぎて、自分の人生を生きていなかったんじゃないかなーと思っています。
社会に出たら、正社員で勤める。適齢期になったら結婚するのが「普通」。結婚したら子供を持つのが「幸せ」。
そういった価値観が世の中にはあります。で、日本は、そうではない人たちに対してあまりにも冷たいです。もうこれでもかってくらい、そのレールに乗れていない人たちに「可哀そう」のレッテルを貼って、押し込めます。
(ちなみに、私、東京タラレバ娘ってドラマをやってるときとか、もー本当に嫌で嫌で仕方なかった……独身女は叩いていい、みたいな風潮を間違いなく作ってたし……まあそれ以前から当たり前のようにそういう風潮はあったけど)
でも、それは、あくまで世の中の価値観であって、自分の価値観じゃなかったんですね。
人の価値観に沿って生きるというのは、他人の人生を生きているということです。
ただ、これ、困るのが、自分の気持ちがわかりにくいところなんですよね。
親や学校、上司の言うことを聞いてきた、真面目な人ほど、自分の心を押し殺して生きてきたので、自分が本当に何を望んでいるのかが、わからないんです。
生きづらいのは、他人の価値観に沿って生きているからです。
本当に自分が望んでいることはなんだろう?と問い続ければ、いつか必ずそれは見つかります。そして、自分の価値観に沿って、自分が選び取って進んだ道なら、そんなことにはならない、と、今私は、そう思ってます(*´ω`)